第12回  第十一番札所 醍醐寺(京都府)

西国三十三所・第十一番札所は、世界遺産にも登録されている真言宗醍醐派の総本山、醍醐寺。春は桜、秋は紅葉の名所としても知られ、豊臣秀吉が贅の限りを尽くしたと言われる<醍醐の花見>を行ったことでも有名です。札所本尊の准胝(じゅんてい)観世音菩薩は、多くの仏を誕生させた<仏の母>とも呼ばれます。普段は厨子の中に祀られている秘仏ですが、毎年5月18日の大法要の際に開扉され、その姿を見ることができます。