第6回  京都の庭園~新緑に染まる美の世界~

kyoto-roman_06.jpg 今回は、庭園デザイナーの烏賀陽百合さんの案内のもと、1日100人限定の庭園や信長や秀吉など戦国大名ゆかりの庭園など「京の絶景庭園」の魅力を探っていきます。
まずは、鞍馬・二ノ瀬にある「白龍園(はくりゅうえん)」。こちらの庭園は、街の喧騒とはほど遠い静かな空間でこだわり抜かれた日本庭園を堪能できる隠れ家的な場所。毎日入園者を100名に限定しているというその理由は?
そして、新緑美しい戦国大名ゆかりの大徳寺塔頭・黄梅院(おうばいいん)。黄梅院は、28歳の織田信長が初めて上洛した際に、父・信秀の菩提を弔うために建てた寺院。千利休が作庭したと伝わる「直中庭(じきちゅうてい)」や、禅宗寺院で現存最古の庫裡(重文)、加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰ったとされる鐘楼・灯篭など戦国大名ゆかりの文化財が大切に残されています。時間を忘れていつまでも眺めていたい庭園の魅力、美意識とは?