第5話  

akinodouwa_05.jpg 貧しい暮らしはスニムの体をむしばみ、ウンソは大学にも行けず、電話交換手として家計を支えていた。明るく気転の利く性格は昔と変わらず、マネージャーや同僚の疑い深いまなざしに困惑しながらも、ウンソは無理難題を吹きかけるテソクの客室係を務めた。客室係は交換手と違い、正社員の資格なのだ。テソクがソウルに出かけている間、彼の部屋を借りたジュンソは、ウンソに電話で携帯の充電を依頼する。互いの姿を目にすることのない2人の、なぜか親密でもどかしいやりとり。一方テソクは、素直で明るく音を上げないウンソにますますひかれ、とうとう自分の気持ちを打ち明ける。