5月15日~19日

5月15日(月)
「10カ月 小池都政の手法を斬る」

ゲスト:佐々木 信夫(中央大学教授 / 元都庁職員)、伊藤 惇夫(政治アナリスト)

日夜メディアに露出し都政運営を続ける小池都知事。4月に実施された世論調査では支持率70%台と、高水準をキープし快進撃を続けているように見えるが、肝心の市場移転問題は暗礁に乗り上げ、未着手の課題も多い。
ポピュリズム的政治手法を駆使する小池旋風は、果たして一瞬の風に終わるのか、それとも国政まで巻きこんでいくのか?
事実上の中間選挙となる都議選を前に、就任から10ヶ月を迎えた小池政治の本質とそのねらいを分析する。


5月16日(火)
「親北派 文政権対北への秘策は 実現するのか南北対話」

ゲスト:磐村 和哉(共同通信 編集委員 / 元平壌支局長)、鈴木 琢磨(毎日新聞 部長委員)

韓国の新たな大統領、文在寅氏は北朝鮮に融和路線の立場だ。両親は朝鮮戦争で北から逃げた避難民であった文氏は「北の核を完全に放棄し、南北関係を平和と経済協力、共同繁栄の関係に大転換する」と語った。
空母にミサイル潜水艦など圧倒的な軍事力をみせつけることで威嚇するアメリカ。一方、アメリカ人を人質にとり、得意の人質外交などで応戦する北朝鮮。新たな南北関係の進展で米朝のチキンレースに出口はみえてくるのか。また、日本はどう動くべきなのか、その行方を追う。


5月17日(水)
「今、問われている政治家の質」

ゲスト:武村 正義(元官房長官)、森田 実(政治評論家)

復興相の身でありながら、東日本大震災を「東北で良かった」と述べ、大臣を辞任した今村雅弘衆院議員をはじめ、安倍内閣の閣僚に失言や問題行動が目立つ。
さらに、自民党の"2012年問題"と呼ばれる2回生議員には、不倫・重婚・未公開株疑惑などなど問題を起こして、議員辞職・離党する議員が続出。政治家以前に人間としての倫理性を疑われるレベルだ。
こうした政治家が乱造されてしまう原因は何なのだろうか?選挙制度、政治家の育成システム、そして今求められている政治家の質について考える。


5月18日(木)
「風向きが変わった?トランプ大統領のポーカー」

ゲスト:秋山 勇(伊藤忠経済研究所 所長)、ジョナサン・ソーブル(ニューヨークタイムズ 特派員)

アメリカファーストで発足したトランプ政権だが、「TPP離脱」以外に何ら成果を挙げていない。
史上最低の支持率と言われ、世論調査では100日を経過した時点で「支持しない」という回答は8ポイント上昇した。政権人事は迷走を続け、FRB議長再任問題も然り。
しかし、ここに来て、風向きが変わってきたようにも見受けられ、発言にも変化を感じ取ることができる。いきなり空爆を始めた中東に初めての外交訪問、カールビンソンを配置した北朝鮮との対話、勝利したフランス・マクロン次期大統領への接近...
レイズ、リレイズを繰り返し、ブラフで維持していた手持ちのカードをディールし、世界各国というプレイヤーをフォールドさせることができるのか?
『堅調な国内経済』と『俺の悪口を言うな』というカード以外、全てを場に捨ててきたトランプ大統領の今の手札は何なのか探る。


5月19日(金)
「米国と北朝鮮軍事衝突はあるのか」

ゲスト:田岡 俊次(軍事ジャーナリスト)

先日、新型とみられる中距離ミサイルの発射実験を行った。飛距離が4000キロメートル以上とも言われ、日本はもちろん、アメリカのアンダーセン空軍基地があるグアム島にまで届く可能性があるという。北朝鮮との対話の可能性もあるとのコメントも発したトランプ大統領は今後どのような対応をとるのか注目されている。
益々混迷を深める北朝鮮問題。軍事衝突の可能性はあるのか?軍事ジャーナリストの田岡俊次氏に聞く。