2月6日~10日

2月6日(月)
「今注目 平成を救う昭和の底力 温故知新が明日を創る」

ゲスト:内野 雅一(帝京平成大学教授 / 元週刊エコノミスト編集長)、村田 裕之(村田アソシエイツ株式会社 代表取締役)

スマホ・SNS・ハイレゾ等、デジタル化真っ只中の平成で「昭和リバイバル」が巻き起こっている。廃れたはずのアナログカセットテープやレコードに平成生まれの若者が新たな価値を見出し、クラシックカメラのDNAを受け継いだデジタルカメラが幅広い世代で人気を呼び、昭和の雰囲気を模した居酒屋は連日にぎわいを見せている。
なぜ人々は「昭和」に魅力を感じるのか?ブームを一過性に終わらせないためには何が必要か?昭和時代のモノクロ映像で当時を振り返りつつ、新たな時代の針路を探る。


2月7日(火)
「小池氏『代理戦争』圧勝自民守勢 下村博文都連会長直撃」

ゲスト:下村 博文(自由民主党東京都連会長 / 自由民主党幹事長代行)、平田 邦彦(都政新聞株式会社 代表取締役)

有権者わずか5万人の東京千代田区の区長選に注目が集まる。
小池知事と自民党が推す候補者の一騎打ち。その代理戦争は小池氏側の圧勝に終わった。7月の都議選や次期衆院選の戦いにどう影響を及ぼすのか。
都議会では小池氏の人気をにらみ、公明党や民進党などが連携に動く。一方、小池知事が対決姿勢を示す最大会派の自民党は、「方向性は同じ」として対立回避の戦術に。
自民党籍を有したまま、小池知事は今後どんな手を打ってくるのか。また、自民党はどう対応していくのか。
自民党都連会長で党幹事長代行の下村博文氏に聞く。


2月8日(水)
「高市早苗総務相に聞く!マイナンバーから医療機関での電波利用まで」

ゲスト:高市 早苗(総務大臣)

2014年9月に第二次安倍改造内閣の総務大臣に就任して以来、在任期間2年を超えた高市総務相。総務大臣としては歴代2位となる。
総務省の仕事は、地方自治、郵便、電波、消防など多岐に及び、予算規模でも厚労省に次ぐ16.1兆円の巨大官庁だ。
その組織の中で、高市総務相はどう官僚たちと向き合い、仕事に取り組んできたのか?
また、自らの経験から医療機関での電波利用についての推進を始めたというが、電波を使うことで、どうやって命を救うのか?そして、制度開始から1年となったマイナンバー制度。マイナンバーカードの活用法や、安全性についても伺う。


2月9日(木)
「『口から食べる幸せを』えん下障害の実態」

ゲスト:戸原 玄(東京医科歯科大学 歯学部 准教授)、小山 珠美(NPO法人「口から食べる幸せを守る会」理事長 / 看護師)

超高齢化時代を迎えた日本では、自らの口からものを飲み込む事ができないと判断された「えん下障害」を持つお年寄りが増えているという。えん下障害を持つお年寄りの多数は介護状態にあり、また多くは脳血管障害の経験者である。
彼らが「えん下障害」と判断される背景には「口からものを食べる」という事が正しく理解されていない現在の医療体制があるという。
えん下状態に問題があれば、誤えん性肺炎など重篤な事態を引き起こす可能性があり、それを恐れた医師たちは彼らに「えん下障害あり」という烙印を押し、口からものを食べさせず「胃ろう」「経鼻チューブ」「点滴」といった方法で栄養補給をさせるようになる。
しかし一度「えん下障害」と判断されたお年寄りたちは二度と口からものを食べる事が出来ないのか?
再び口からものを食べる喜びを取り戻すために治療をしている東京医科歯科大学歯学部 戸原 玄准教授と、NPO法人「口から食べる幸せを守る会」理事長で看護師の小山 珠美の活動から現在の日本の超高齢化社会の問題を考える。


2月10日(金)
「トランプ政権の中東政策」

VTR出演:宮田 律(現代イスラム研究センター 理事長)、春日 孝之(毎日新聞 外信部 編集委員)

トランプ大統領によるイスラム圏7カ国からのアメリカ入国制限の大統領令で世界中に大きな波紋が拡がっている。
トランプ大統領は選挙期間中に、オバマ政権下で合意したイランの核問題に関する最終合意の見直しを示唆している。
同時にイスラエルのテルアビブにあるアメリカ大使館を聖地エルサレムに移設することを明言している。
この2つのことは、中東に再び紛争を招く可能性を秘めているという。
またイスラム国の問題も、依然解決する見通しは立っていない。
果たしてアメリカは中東問題にどう取り組んでいくのか。中東の専門家のインタビューを交えながら寺島さんが今年のイスラム・中東世界について語る。