第50話  波紋

宮廷女官チャングムの誓い50話 チョンホは宮中に辞職願を出し、チャングムはトックの家に置手紙を残し、二人で船に乗る。二人の逃亡に気付いたトックは後を追いかけ、チョンホの上司右議政も追っ手を送る。
チャングムを主治医に命じるという中宗の発言は、宮中に大きな波紋を呼んでいた。左議政はチョンホを従える右議政の策略かと疑い、しきたりを重んじる皇太后の憤りは激しかった。また内医院(ネイウォン)内でも、医務官の面子をつぶしたチャングムへの反感が生じていた。
右議政の追っ手に行く手をさえぎられたチョンホとチャングム。チョンホは考え直し、チャングムを連れ宮中へ戻ることに。その道すがら、右議政らの思惑とは逆に、チョンホはチャングムに王の主治医を引き受けるよう説得。チャンドクも支持する。
宮中へ戻り、王命を受けたチャングムへの非難は高まる一方。チャングムを支持するチョンホは、上司の右議政だけでなく、儒生や学識者からも造反される。内医院(ネイウォン)は全員、辞職願いを提出したイクピルに従う。また、チャングムに中宗との拝謁を取り持ったヨンセンは皇太后に呼び出さることに。ヨンセンは心痛のあまり産気づくが、産み月にはまだ日にちがあった・・・。