第75回  銀閣寺~足利義政 美意識の結晶

銀閣寺~足利義政 美意識の結晶 第75回

今回は、京都の観光名所としても人気が高く、世界遺産にも登録されている東山慈照寺(銀閣寺)を訪ねる。室町幕府8代将軍・足利義政により建立され、簡素にして気品あふれる東山文化を代表する建築物。境内には、観音殿(通称・銀閣)と東求堂の2つの国宝があり、白砂の庭園がそれらを結んでいる。3代将軍・足利義満が自らの権力を誇示するために造営した「金閣寺」に対して、政治を捨てた義政が自分の美を追求するために作ったと言われる「銀閣寺」。将軍・足利義政は銀閣寺の建設を通じて何を手にしたかったのか?
番組では、今回特別に夜の銀閣寺を撮影させてもらい、義政の美意識とはどういうものだったのかを求め、秋の哲学の道から銀閣寺を目指します。

解説:京都ノートルダム女子大学 鳥居本幸代 教授 ほか