第69回  紫式部は何を見たのか?源氏物語ゆかりの廬山寺・石山寺

紫式部は何を見たのか?源氏物語ゆかりの廬山寺・石山寺 第69回

今回は、「源氏物語」の作者・紫式部ゆかりの地を訪ねる。
1か所目は、京都市上京区にある廬山寺。この寺院は、紫式部の邸宅跡と言われ、境内には国宝・慈恵大師自筆遺告をはじめ、桔梗が美しい「源氏庭」や紫式部の歌碑が残る。
2か所目は、滋賀県大津市にある石山寺。こちらは紫式部が参籠し「源氏物語」の構想を練った寺院として知られ、本堂や多宝塔が国宝に指定されている。また、2016年の今年は、日本で唯一の勅封秘仏・本尊の如意輪観世音菩薩が33年に1度御開扉される記念すべき年。
番組ではこの2つの寺院を訪ね、遠く平安時代に書かれた「源氏物語」が今なお愛され続ける理由について探っていく。

解説:京都橘大学 福嶋昭治教授 ほか