第2話  蟻犠(ギギ)

物怪庵の奉公人(アルバイト)として働くことになった芦屋は、主の安倍から、依頼主以外の妖怪を見かけても見えないフリをするようにときつく言い渡される。だが、お人よしの芦屋はその言いつけを守れず、おかげで妖怪からしつこく狙われるようになる。見た目のわりに強い力があり、数も多いことから、安倍は、どこかに彼らの親玉となる強力な妖怪がいると考える。