第40話  古の友

尹千觴は夢魂枝を飲んだ青玉壇の弟子を目撃し、以前 少恭から案内された密室の存在を思い出す。一方、雷雲の海に落ちた屠蘇と晴雪は、蓬莱を抜け出しようやく榣山に到着、月霊花を手に入れる。すると突然 湖面から龍が現れて襲いかかり、晴雪は気を失う。龍は男の姿に変身したが、その男は度々 屠蘇の夢に現われた慳臾という水蛇だった。なぜ榣山や慳臾の夢を見たのかと問う屠蘇に、慳臾は太子長琴という友との物語を語るのだったが...。