第30話  心の魔

雷厳を追って自閑山荘に到着した屠蘇たちだったが、自閑山荘は強い怨念と地縛霊が充満しており、それぞれが心の願望や恐れを映した幻覚に翻弄されてしまう。紅玉の力もあり幻覚から抜け出せた屠蘇たちだったが、少恭の燭龍の鱗が蘭生の持つ青玉司南佩に反応し、山荘内には100年前の光景が再現され、屠蘇たちの前に蘭生と月言にそっくりな2人の男女が現れる。それは自閑山荘の葉問閑に滅ぼされた碧山派の師匠の娘 賀文君と碧山派の弟子で文君の許婚の晋磊だった。復讐に燃える晋磊は文君が引き留めるのもきかず、自閑山荘へと乗り込む。