第2話  或る爆弾

「武装探偵社」への入社を誘われた敦だが「異能を制御できない自分では役に立たない」と、および腰で断った。 太宰は、そんな敦にもできる仕事を斡旋すると言って、どこかへ連れ出す。だがそこへ、国木田が知らせた緊急事態。探偵社に急行した敦たちが見たものは、か弱き事務員の少女を人質に「社長を出せ!」と声を荒げる爆弾魔の姿だった。探偵社への怨恨か? 唯一、犯人に顔が割れていない敦が、通りすがりの新聞配達員を装い必死に説得を試みることに。