第1話  運命の日

烏蒙霊谷の族長である韓休寧はこれまで守り続けてきた凶剣の焚寂剣に新たに封印を加えるため、幽都より遣わされた風広陌と共に封印の儀式を行う。しかしその最中、烏蒙霊谷は鬼面をかぶった男たちに襲われ、村は全滅。韓休寧は最後の力を振り絞り、剣霊を息子の雲渓の体内に込めるのだった。烏蒙霊谷の惨状を目の当たりにした天墉城の紫胤は、焚寂の邪気に苦しむ雲渓を連れて幽都へ向かう。幽都に到着した紫胤と雲渓の前に現れたのは、幽都の未来の巫女、風晴雪だった...。