第36回  古来の文化を守り抜け! 天下一の文化人細川幽斎 京都

古来の文化を守り抜け! 天下一の文化人細川幽斎 京都 第36回

足利家の3人の将軍・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康と都合6人の天下人に仕えた男、細川幽斎。幕府の消滅、本能寺の変、関ヶ原の戦い...時代に起こる大きな節目において、彼が果たした決断。それは次の天下人を決める決断となった。
その冷静な判断と先見の明とはどこにあったのか?
彼が領地としていた京都・丹後地方そして菩提寺となる京都の南禅寺を巡り、歌人武将の足跡を辿る。織田信長,豊臣秀吉に従い、数多くの戦功をたてた細川幽斎は、和歌・連歌の道を極め、あらゆる学術芸能に通暁した屈指の文化人でもあった。この当時、彼しか伝授されていなかったものが「古今伝授」。死を覚悟した戦に望んだ際に、彼の命を救ったのも「古今伝授」であった。
いったいそれはどの様なものなのだろうか?
細川幽斎の末裔にあたる現・細川家当主、細川護熙元内閣総理大臣が先祖・細川幽斎の魅力を細川家の菩提寺である南禅寺 天授庵で語った。