第21回  力士・江戸庶民のヒーロー

力士・江戸庶民のヒーロー 第21回

①織田信長が相撲大会を開いた真の理由?
②江戸時代の相撲「白黒つけない」のはナゼ?
③ペリーも驚いた!力士最強伝説

国技といわれる相撲の起源は4世紀前期。力比べとして行われた対戦の結末は、敗者が死に至るルール無用のものでした。
その後、五穀豊穣を願う神事として発展し、平安時代には宮中行事となった相撲は、戦国時代に入り武士の戦闘訓練として行われるようになります。相撲を愛好していた織田信長は、自ら相撲大会を開きましたが、その理由は自らが楽し見た目だけではありませんでした。信長の本当の目的とは。
江戸時代になると、庶民の間で娯楽としての相撲が盛んになります。しかし、明確なルールがない「辻相撲」が蔓延すると、風紀を乱すとのことから相撲興業が禁止となります。
35年の停止期間を経て復活。
それには大きな理由がありました。力士は江戸庶民にとってスーパースター。中には勝率9割6分を誇る力士もいました。今も語り継がれるエピソードとは。そして、黒船来航時にペリーも驚いたというそのパワーとは。
歌舞伎俳優・尾上松也と中村隼人が古地図から謎をひも解きます。

ゲスト:野中孝一(相撲趣味の会)