第62回  福井 越前の海の幸と悠久の歴史を訪ねて

福井 越前の海の幸と悠久の歴史を訪ねて 第62回

越前の海の幸と悠久の歴史をたずねて、福井市を訪ねます。戦国時代の武将柴田勝家のここ北ノ庄城から城下町として発展。江戸時代には石高68万石を数え、いまなお県政の中心地として栄えています。市内には九頭竜川、足羽川、日野川が流れ、最近は恐竜発掘による町興しで注目を浴びているこの街をふらり旅。足羽山公園をそぞろ歩き、継体天皇像をながめたあとは、ヨーロッパ軒総本店で名物「ソースかつ丼」に舌鼓を打ちます。創業者、高畠増太郎がドイツ仕込みのウスターソースを日本人の味覚に普及させるべく開発したメニューで、キャベツなどがなくシンプルにカツとご飯だけなのが特徴。 お腹を満たしたら福井藩主松平家の別邸「養浩館」へ――。回遊式林泉庭園や1600年代に建てられた建築物を散策したあとは、いよいよお楽しみの居酒屋めぐり。一軒目は名物「竹田の油揚げ」や郷土のお惣菜が人気の名店で郷土料理を肴に盃を傾けます。さらにはイカの沖漬け、新鮮なブリの刺身が評判の居酒屋へ足を運びます。

<太田和彦さんが訪ねたお店>
ヨーロッパ軒総本店
福井県福井市順化1-7−4

花子の家
福井県福井市順化1-10-15

かっぱ
福井県福井市順化2-19-16