第60回  水戸の文化と美味を探してふらり漫遊

水戸の文化と美味を探してふらり漫遊 第60回

カーカッカッ!今回のふらり旅は水戸。後ろには水戸のご老公・黄門さまと助さん・格さんの像。徳川御三家・水戸藩のお膝元で栄えた水戸の名所といえば、まずは水戸城。さらに徳川斉昭によって創設された藩校・弘道館。鹿島神社もある。庶民の食としてはおなじみの納豆のほか梅干しも名高い。 そんな水戸名物のひとつが漁師料理。茨城の食材に徹底的にこだわる店「山翠」は昭和三十年代に当時すたれていた「どぶ汁」を復活させ、名物「あんこう鍋」を始めた。身のしまったアンコウをポン酢かみそだれでにつけ、6種の薬味とともにいただく。大洗の居酒屋「田吾作」では「ハマグリの刺身」が絶品。これは良質のハマグリが入荷した時にしか食べられない逸品だ。 家康をまつる神社といえば東照宮。日光が有名だが、じつはここ水戸にもある。その東照宮の近くに水戸の飲み屋さんは集まっている。高い天井の下、アーケードの中に居酒屋を中心とした小さな店がぎゅぎゅっと軒を連ねる。いかにも昭和の風情。おっと、おでんを炊く香りが鼻先に漂う。さぁ、つぎはどの店を訪ねようか...。

<太田和彦さんが訪ねたお店>
山翠
水戸市泉町2-2-20

田吾作
水戸市城南2-7-1

乃ぐち
水戸市大工町1-6-7