第45回  仏教伝来 花開く平安京 東寺・蟹満寺・飛鳥寺

仏教伝来 花開く平安京 東寺・蟹満寺・飛鳥寺 第45回

今回は、奈良県にある飛鳥寺と、京都府の南部・山城町に位置する蟹満寺、そして、京都市南区にある東寺を訪ねる。6世紀半ば、大陸から仏教が伝来した地・奈良県の明日香村。そこに建立された日本最古の本格的な仏教寺院である飛鳥寺には、現存する日本最古の仏像「飛鳥大仏」が遺されている。一方、京都の中でもいち早く仏教が伝えられた山城の蟹満寺には、国宝の釈迦如来坐像がどっしりと鎮座している。そして、平安京と共に仏教文化の中心として花開いた東寺には、国宝の金堂や五重塔をはじめ、21体の仏像が織りなす壮観な立体曼荼羅が大切に守られている。番組では、3つの寺院に遺された国宝や重要文化財はもちろん、周りの貴重な遺跡なども紹介しながら、奈良から京都に伝わり、花開いた仏教文化について辿って行く。

解説:京都市立芸術大学 礪波恵昭准教授 ほか