第28回  洛北の名刹 雅なる曼殊院門跡

洛北の名刹 雅なる曼殊院門跡 第28回

京都市左京区にある曼殊院門跡を訪ねる。皇室とゆかりが深く、天台五門跡の一つに数えられ、洛北の名刹として知られる。また、紅葉も美しく、秋の観光シーズンには、大勢の参拝者で賑わう。
江戸時代初期の1656年に29世門主の良尚法親王が現在の地に移して整備した。国宝は、三不動の一つ「黄不動尊像」や古今和歌集の写本である「曼殊院本」が守り受け継がれている。
また、大書院や小書院は棚や釘隠しなど、細部まで美意識が感じられる建築物で、書院から見える庭園は訪れた者の心を癒してくれる。番組ではテレビ初登場となる是害房絵巻や後水尾天皇の立花図なども取り上げ、雅なる曼殊院門跡に残る秘宝を訪ねる。