第17回  世界遺産・平等院と源氏物語の世界

世界遺産・平等院と源氏物語の世界 第17回

京都の南部・宇治市にある世界遺産・平等院と源氏物語ゆかりの地を訪ねる。
平等院は、平安時代後期の1052年、藤原頼通が、父・道長の別荘を寺院に改めたのが始まり。2012年から修理が行われていた国宝・鳳凰堂は、ことし3月末に正面3棟の修理が終わり、約1年半ぶりに創建当時の輝きがよみがえった。境内にあるこの他の国宝・雲中供養菩薩、鳳凰堂壁扉画、梵鐘と共に、その魅力をたっぷりと紹介する。また、宇治の地は、『源氏物語』の「宇治十帖」の舞台でもある。源氏物ミュージアムや、世界遺産・宇治上神社、さらには、京都市上京区にある紫式部の屋敷跡なども訪ね、源氏物語の世界を旅する。

解説:矢ケ崎善太郎(京都工芸繊維大学 准教授)他