第27回  高松 瀬戸内の恵みに舌鼓を打つ

高松 瀬戸内の恵みに舌鼓を打つ 第27回

瀬戸内の幸と"うどん"の県「香川・高松」。
"さぬきうどん"は全国的にブームを巻き起こした香川の"顔"。日本一小さな県にうどん店が約900店もひしめく。「さか枝」は朝5時から営業。行列必至の超人気店だ。麺はいつでも打ちたて茹でたて。出汁の効いた旨みともっちりうどんが絶妙だ。しかも安い。地元香川の人々はうどんを噛まずに飲むらしいが...。挑戦してみるか。高松琴平電気鉄道、通称"ことでん"でのんびり"こんぴらさん"に向かおう。「金刀比羅宮(ことひらぐう)」は"こんぴらさん"の愛称で親しまれ全国から多くの参拝者が訪れる。名物である参道の長い階段をのぼり御本宮まで785段。道中では旧跡や幾多の文化財が迎えてくれる。ふぅぅ。御本宮だ。高台からの絶景を眺めつつ御本宮でお参り...。
さぁ、夕暮れも近づいた。いざ居酒屋へ。瓦町。繁華街の一画にある名居酒屋が「酒甫手(さかぼて)」だ。地酒は、好きな銘柄を3種類選び味わえる"地酒セット"がおすすめ。料理は瀬戸内海の幸など旬な食材を、店主こだわりの料理法で頂ける。これも愉しみのひとつだ。次は、同じく瓦町の名居酒屋「美人亭」だ。店名は"美人の方とどうぞ"の意とか。"瀬戸内小魚料理"とあるとおり魚がすばらしい。そこで"オコゼ"を注文すると"軍艦にぶつかったような顔をしてるけど、おいしいのよ"と女将。んっ!たしかに。

<太田和彦さんが訪ねたお店>
さか枝(さかえだ)
香川県高松市番町5-2-23

酒甫手(さかぼて)
香川県高松市鍛冶屋町6-4福崎ビル 1F

美人亭(びじんてい)
香川県高松市瓦町2-2-10